• HOME
  • HOME
  • ヨガ
  • ロケットヨガとは?効果やアシュタンガヨガとの違い

ロケットヨガとは?効果やアシュタンガヨガとの違い

ロケットヨガ
ヨガ

ロケットヨガは、現代風にアレンジされたややハードなヨガで、健やかな体づくりに効果的です。

今回は、このロケットヨガの特徴効果について詳しくご紹介しましょう。

ロケットヨガの特徴|アシュタンガヨガベースのヨガ

まずは、ロケットヨガの特徴について知っていきましょう。一般的によく知られるヨガの一派であるアシュタンガヨガとロケットヨガには、深い関係があります。

ロケットヨガはアシュタンガヨガをアレンジしたヨガ

ロケットヨガは、伝統的なアシュタンガヨガに自由性をプラスし、現代風にアレンジしたヨガです。
難易度が高く運動量も多いアシュタンガヨガをベースにしているため、ロケットヨガも同様にややハードな難易度と運動量を特徴とするプログラムになっています。

ロケットヨガのポーズには、逆転の姿勢を取るものや手で体全体を支えるものなど、筋力とバランスを求められるポーズが多数
ひとつのプログラムの中で行うポーズは、160にも及びます。

練習の中では必要に応じて、プロップス(補助具)や軽減ポーズも取り入れられます。

ロケットヨガの名前の由来|「急に上達する」という意味

ロケットヨガの始まりは、アメリカのサンフランシスコです。アシュタンガヨガ講師であったLarry Schultz(ラリー・シュルツ)によって、考案されました。

ロケットヨガは、効率的にヨガポーズができるようラリー・シュルツがアレンジしたプログラムです。
ポーズが上達する早さをラリー・シュルツの生徒が「まるでロケットのよう!」と例えたことが「ロケットヨガ」という呼び方の由来になっています。

つまり、ロケットヨガの名前には「急に上達する」「早く上達できるという意味が込められているのですね。

ロケットヨガの6つの効果

ロケットヨガには、心身を健やかに導く効果が期待できます。ここでは、代表的なロケットヨガの効果を6つご紹介しましょう。

①バランス感覚・柔軟性アップ

ロケットヨガのプログラムでは、さまざまなポーズを取ります。
中でも多いのが、手のみで全身を支えるハンドスタンド系のポーズやダイナミックな逆転系のポーズ

ハンドスタンドや逆転系ポーズを成功させるためには、高いバランス感覚や柔軟性が求められます。

ロケットヨガでバランス系や逆転系ポーズを練習するにつれて、体のバランス感覚や柔軟性が鍛えられていくでしょう。

②体力・筋力アップ

ロケットヨガはダイナミックな動きで行うヨガなので、続けることで体力の向上を目指せます。筋力を要する力強いポーズも多く、練習を続けることで筋肉も強化されていくでしょう。
中でも、多様なハンドスタンド系のポーズにより、腕の筋肉ががとくに鍛えられます。

③歪みの矯正

ロケットヨガは、体の歪み矯正にも効果的です。

ロケットヨガによって筋肉が鍛えられれば、筋肉の働きによって、骨格や内臓を正しい位置で支えられるようになり、歪み解消によってスタイルアップできるでしょう。

④血流促進

肩こりや冷えなどさまざまな不調をもたらす血流悪化の改善にも、ロケットヨガは有効です。

ロケットヨガによって筋力がアップすれば、肉のポンプ作用も向上し、グッと血流が促進されます。

さらに、体の歪みが矯正されると、歪んだ骨格や下垂した内臓による血管の圧迫が解消され、血流促進効果アップが期待できます。

ロケットヨガに多い逆転の姿勢も、滞りやすい足元の血流を上半身に流せるため、血行促進に効果的です。

⑤ストレス解消

現代人の多くが抱えるストレスの解消も、ロケットヨガは叶えます。

なぜなら、深い呼吸を意識しながら体を動かすヨガは、体内のセロトニン分泌を促進するといわれているからです。

セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる物質で、ストレスを低減させる効果を持ちます。
日光を浴びた時にも分泌されるため、屋外でのロケットヨガならさらなるストレス解消効果が得られるでしょう。

⑥自律神経を整える

ロケットヨガには、自律神経を整える効果も期待できます。

自律神経を構成するのは、心身に緊張を与える交感神経とリラックスをもたらす副交感神経です。
2つの神経のバランスが取れている状態が理想ですが、ストレスや疲れは交感神経を優位にし、バランスを崩してしまいます。
自律神経のバランスが崩れると心身はリラックスできず、不調をきたすようになるのです。

そこで有効なのが、ロケットヨガの腹式呼吸です。
深い腹式呼吸が、副交感神経を優位にさせます。交感神経優位に傾いていた自律神経の副交感神経が活発になり、全体のバランスを整えられれば、心と体の不調改善が期待できるのです。

ロケットヨガとアシュタンガヨガの違い

アシュタンガヨガは、1950年前後のインドにて、「近代ヨガの父」と呼ばれるティルマライ・クリシュナマチャリアとその弟子シュリ・K・パタビジョイスによって考案されました。

アシュタンガヨガをベースにしてロケットヨガが誕生したわけですが、アシュタンガヨガとロケットヨガには細かい違いがあります。

それぞれの特徴を表で比較してみましょう。

アシュタンガヨガロケットヨガ
特徴ヨガの経典の八支則に基づき、悟りを目指す自由度が高い現代ヨガ
発祥インドアメリカ
難易度高い高い
プログラム毎日同じシークエンスを実施(できるまで)毎日異なるシークエンスを実施
ポーズの順番決まっている決まっていない
プロップス使わない使って良い(軽減ポーズも)

アシュタンガヨガは、八支則に基づいていたりシークエンスやポーズの順番が決まっていたりと、規律厳しいものであることがわかります。

ロケットヨガは自由度が高く、柔軟なルーで実施されています。

インド発祥のアシュタンガヨガには、西洋人には難しいポーズが多いという面もあるのです。アシュタンガヨガの代わりに考案されたのがロケットヨガ、といっても過言ではないでしょう。ロケットヨガにはアシュタンガヨガよりも自由で柔軟な姿勢が見られます。

ロケットヨガのシークエンスは3つのシリーズから成る

ロケットヨガは、シリーズ1〜シリーズ3の3つのシリーズから成ります。

シリーズ内容目的
シリーズ1ヨガの基礎シークエンスバランスの取れた健康的な体づくり
シリーズ2シリーズ1で疲れた体をほぐすシークエンス柔軟性アップ神経回路の刺激エネルギー経路の浄化
シリーズ3シリーズ1と2を合わせた最も難易度の高いシークエンス強さと柔軟性の向上全身の調整

ロケットヨガでは、3つのシリーズに伝統的なアシュタンガヨガを加えた4つのプログラムを日替わりで行い、健康的な体づくりを目指します。

また、シリーズ1とシリーズ2を軽減ポーズで構成した軽減シリーズを実施することもあります。

初心者でもロケットヨガに挑戦できる?

ロケットヨガは、アシュタンガヨガと同じく、難易度の高いポーズが多いヨガです。どちらかといえば、中級者・上級者向けでしょう。

しかし、アシュタンガヨガと違い、ロケットヨガではポーズを補助するプロップスやポーズを取りやすいものにアレンジした軽減ポーズの使用が可能です。
プロップスや軽減ポーズを取り入れながらであれば、初心者でもロケットヨガにチャレンジできるでしょう。

ロケットヨガに取り組むことで、その由来の通り、初心者でも急激なヨガの上達が期待できるかもしれせんよ。

代表的なロケットヨガポーズ

ロケットヨガで行われる代表的なポーズを5つご紹介します。ただし、ロケットヨガはアシュタンガヨガのポーズを基本とするため、これらはロケットヨガ独自のポーズではありません。

また、ご紹介するポーズはどれも難易度の高いポーズなので、怪我には充分に注意してください

八曲がりのポーズ 

やり方

  1. 両足を肩幅に広げ、まっすぐに立つ。
  2. 吐く息で上半身を前屈させていき、両手を両足の外側に置く。
  3. 両膝をやや曲げ、右脚の内側から右腕を後ろに通し、右手を右脚の外側に置く。右肩の後ろに右膝がくる位置に、右腕を動かす。
  4. 左足首を右足首にかけ、左腕に体重をかけて両足を少し持ち上げる。
  5. 肘を曲げ、上半身は床と平行になるよう前へ倒す。両膝を右にまっすぐ伸ばす。
  6. 腿の間の右腕を押すようにして、上半身を左にねじる。
  7. そのまま30秒〜1分程度姿勢を保つ。

鶴のポーズ

やり方

  1. 脚を開いてしゃがむ。両手は体の前で肩幅に開き、地面に置く。
  2. 上腕部に膝をつけ、お腹に力を入れながら、両手だけを地面につけてゆっくりと体を持ち上げていく。
  3. 上腕部に肘で乗るような体勢で体を浮かせたまま、30秒〜1分程度姿勢を保つ。

サソリのポーズ

やり方

  1. 地面に四つん這いになる。
  2. 手から肘を地面につけ、骨盤を持ち上げ脚を伸ばし、イルカのポーズを取る。
  3. 地面についた腕で体を支えながら肩を外旋させたら、両脚をまっすぐに天井に向けて上げる。
  4. 膝を曲げ、胸から腕を前に押し出すように足先を頭に近づけていく。
  5. 全体のバランスを意識しながら、10秒〜30秒程度姿勢を保つ。

孔雀のポーズ

やり方

  1. 両膝を軽く開き、地面に四つん這いになる。指が後ろ向きになるように、両手を地面につける。
  2. 肘を曲げて、両腕の下腕同士をつけ、上腕に胸をつける。
  3. 脚を片方ずつ後ろに伸ばし、両脚をまっすぐに合わせる。
  4. 前に加重し、手に体重をかけながら、ゆっくりと両脚を床から離していく。
  5. 両脚が胴体と平行になる高さまで上がったら、10秒〜30秒程度姿勢を保つ。

ハンドスタンド(逆立ち)

やり方

  1. 壁の前に立ち、身体一つ分離れた床に両手を肩幅に開いて置く。
  2. 肘から腕をまっすぐに伸ばし、手で地面を押すようにして、まずは片足を、次にもう一方の足を蹴り上げ、壁まで持ち上げる。この時、お尻とお腹は引き上げ、目線は両手の間に。
  3. 片足を壁から少し離し、バランスを見ながらもう一方の足を壁から離す。
  4. バランスを保ちながら、10秒〜30秒程度姿勢を保つ。

まとめ

運動不足による不調やストレスを抱える現代人にこそ、ロケットヨガはおすすめです。パワフルで自由なロケットヨガは、体と心を整えてくれるでしょう。

ただし、ロケットヨガの難易度は高いため、くれぐれも怪我には気をつけ、無理をしないようにしてください。ヨガ初心者の方は、まずはスタンダードなヨガから始め、慣れてきた頃にチャレンジすると良いかもしれませんね。

[PR]オンラインでヨガの基礎を学ぼう

難易度の高いロケットヨガにチャレンジするなら、まずはヨガの基礎を身につけておくのがおすすめです。

ヨガの基礎を学ぶなら、オンラインスタジオSOELUのオンラインヨガレッスンをご利用ください。

SOELUのオンラインレッスンでは、プロのインストラクターによる個別ポーズ指導が可能。自宅でも手軽にヨガの上達が目指せます。

オンラインで本格ヨガレッスンを始める

関連記事一覧