バナナダイエット2つのやり方と効果【朝バナナ・夜バナナ】

食事制限型のダイエット方法のひとつに、栄養豊富なバナナを用いたバナナダイエットがあります。
バナナダイエットは「朝バナナダイエット」と「夜バナナダイエット」の2つのやり方に分かれ、それぞれで期待できる効果も異なります。
そこで今回は、「朝バナナダイエット」と「夜バナナダイエット」のやり方や効果を、ダイエットにおけるバナナの魅力とともにご紹介します。
目次
朝バナナダイエットのやり方と効果

朝食の代わりにバナナを食べるといういわゆる「置き換え」の食事制限として知られています。その後の昼食や夕食は栄養バランスの良い健康的なメニューを取り入れます。
朝バナナのメリットデメリット、アレンジレシピも解説しています。
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夜バナナダイエットのやり方と効果

次に、もう一方のバナナダイエットである夜バナナダイエットのやり方と効果をご紹介しましょう。
夜バナナダイエットのやり方
夜バナナダイエットのやり方は、朝バナナダイエットと異なり、置き換え法ではありません。夕食の30分ほど前にバナナを1,2本食べ、その後白湯やお茶などを200ml飲むのが基本のやり方です。
その後の夕食は普段通り摂って問題ありませんが、満腹になったら終了しましょう。朝食や昼食も普段通りに。
とはいえ、朝昼にごはんをがっつり食べてはダイエットになりません。
ダイエット中の朝ごはんや昼ごはんの食べ方も見直しましょう。
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夜バナナダイエットの効果
夜バナナダイエットでは、食前のバナナと水分による満腹感で、夕食の量を自然に減らします。
低カロリーで満腹感の強いバナナの特徴を活用したダイエット法だといえるでしょう。他にも、夜バナナダイエットには以下のような効果が期待できます。
血糖値にアプローチ、太りにくい体に
食前に低GI食品(摂取後の消化吸収および血糖値上昇が緩やかな食品)であるバナナを食べることで、その後の夕食のゆるやかな消化吸収・血糖値上昇に役立ちます。
穏やかな血糖値上昇は、脂肪の溜め込みを促進するインスリンの過剰分泌を防止し、太りにくい体作りにも役立つでしょう。
トリプトファンでぐっすり
バナナには、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンという物質が含まれます。トリプトファンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料となるため、摂取することで質の高い睡眠効果を期待できます。
人間の体はトリプトファンを生成できないので、バナナによるトリプトファンの摂取は健康な体づくりにも効果的です。
バナナダイエットで食べていいバナナの本数

バナナの摂取量は1日1本程度が適量です。
バナナの過剰摂取はカロリーオーバーになる他、カリウム過多による高カリウム血症やシュウ酸過多による尿路結石の原因になる可能性があります。
健康体であれば適量の摂取は問題ありません。
しかし、腎臓機能が低下している方は摂取量を減らし、必要に応じて医師に相談しましょう。
バナナを食べると太る?ダイエットには向いてる?

なんとなく「バナナを食べると太りそう」と思っている方は多いのではないでしょうか。バナナは、決して太りやすい食べ物ではありません。むしろ、ダイエットに向いている食べ物なのです。
バナナのカロリーは低めでダイエット向き
私たちが普段食べている白米は、1杯約250kcal、食パンは1枚約200kcalです。では、バナナ1本のカロリーはどれくらいでしょう。
実は、バナナ1本のカロリーは約85kcal。白米やパンと比べても低カロリーなので、アンダーカロリー(※)を目指すダイエットに向いている食べ物なのです。
※アンダーカロリーとは
摂取カロリーが消費カロリーを下回ること
バナナは低GI食品で太りにくい
バナナは低GI食品です。GIとは摂取後の血糖値上昇度を示した指標で、摂取後の血糖値上昇が緩やかな食品を低GI食品と呼びます。
血糖値の急上昇は脂肪蓄積を促すインスリンの大量分泌へとつながるため、ダイエットしたいならインスリンの過剰分泌を起こしにくい低GI食品の摂取がおすすめ。
バナナはカロリーだけでなく、血糖値上昇の面でも、ダイエットに向いています。
まとめ
バナナは栄養豊富でダイエット向きの食材です。バナナダイエットを実行する場合には、朝バナナダイエットと夜バナナダイエットの効果を比較した上で、自分が続けやすく求める効果を得られる方を選択しましょう。ただし、体調管理はしっかりと行い、1日を通した栄養と運動のバランスを意識するようにしてください。