脂肪燃焼に最適な心拍数と測り方|ダイエットと心拍数の関係とは

効率的に痩せやすい身体づくりを行うためには、いかに脂肪燃焼効果を高めるかが重要です。
では、どうやって脂肪燃焼効果を高めればいいのでしょうか。実は脂肪燃焼効果を高めるためには最適な心拍数を把握し、コントロールすることが大切なのです。
本記事では、脂肪燃焼に最適な心拍数についてや、年齢や性別によって異なる一人ひとりに最適な心拍数の測り方をご紹介します。
うまく心拍数をコントロールして、同じ運動量でもより脂肪燃焼効果を高めていきましょう。

監修者:パーソナルトレーナー藤本千晶
CSCS*D、スポーツ科学修士取得。食事指導や姿勢評価、トレーニングなど女性のダイエット専門パーソナルトレーナー、オンラインダイエットコーチとして活動している。
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目次
脂肪燃焼効果を高める心拍数の測り方

心拍数とは、一定の時間内に心臓が振動する回数のことを言います。基本的に1分間での振動数を示すことが多いです。
年齢や生活習慣、体調などによって心拍数は変化します。脂肪燃焼効果を高めるためには、ご自身の最適な心拍数を把握することが大切です。正しい心拍数の測り方をお伝えします。
心拍数の基本の測り方
まずは基本の心拍数の測り方から。
心拍数は、手首を抑えて脈拍の回数を数える方法が一般的です。リラックスした状態で手首の親指側を通る橈骨(とうこつ)動脈に人差し指、中指、薬指を並べて1分間脈拍の回数を数えていきます。
通常、健康的な成人であれば安静時の脈拍数は1分間に約60〜100回ほど。
測り方は、10秒間脈拍数を数えてその回数を6倍にしたり、30秒間の脈拍数を2倍にしたりしてもOK。まずは、1分間の脈拍数を出しましょう。
参考:心拍数. e-ヘルスネット. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-032.html 厚生労働省. (2021)
最大心拍数を知る
基本の心拍数とは別に、最大心拍数を知っておくことも大切。最大心拍数とは、運動負荷をかけていき、心拍数がこれ以上上がらなくなった最大値のことを言います。
一般的に「220‐年齢」で推定できます。誤差は大きいですが、一般の人が実際に測定することは難しいため、簡易な計算で算出します。
脂肪燃焼に最適な心拍数は?
脂肪燃焼の目的心拍数の目安としては、「最大心拍数×60%」前後です。
例えば30歳の人の最大心拍数は190(回/分) = 220 – 30。脂肪燃焼に効果的なのは最大心拍数に対して60%ですので、190 x 0.6 = 114(回/分)となり、114回/分が脂肪燃焼に効果的な心拍数といえます。
トランポリンのダイエット効果と痩せるやり方|痩せない原因も解説より
脂肪燃焼に最適な心拍数を意識した有酸素運動は、「楽に運動できる」と感じるペースで行います。この範囲を大きく上回ると心臓に負担がかかりすぎてしまったり、下回ると脂肪燃焼効果が発揮できません。
心拍数を測るのが面倒という方は、「ちょっときついけど続けられるな」と感じるペースを目安に有酸素運動を行なってみましょう。
心拍数を意識し脂肪燃焼効果を高めるおすすめ有酸素運動

つづいて、心拍数を意識して脂肪燃焼効果を高めるために、室内でできるおすすめの有酸素運動をご紹介。
あなたが「これならできる!」と思える範囲の運動から始めていき、まずは心拍数を意識しながら取り組んでみてくださいね。
①ボクシング・エクササイズ
ボクシングの動作をダイエットとして取り入れるトレーニング。
キックやパンチなどを通して、二の腕や下半身はもちろんのこと、ねじりや足蹴りで腹筋など幅広い部分に負荷をかけられます。全身を使う有酸素運動でもあるので、消費カロリーが高く脂肪燃焼効果を高められます。
関連記事:ダイエット効果すごすぎ?ボクササイズとは?初心者女性が自宅で始める方法
②エアロバイク
エアロバイクとは、自転車型のフィットネス器具で行うトレーニング。テレビを見ながら、動画を見ながらなど、ながら運動ができるので忙しい方やズボラな方におすすめ。
③踏み台昇降
踏み台昇降ダイエットとは、踏み台を上り下りする有酸素運動です。一見簡単そうに見えますが、上り下りする動作によって想像以上に体力を使います。
慣れてくるとエアロバイク同様、テレビを見ながらでもできるお手軽な有酸素運動です。
関連記事:効果なし?踏み台昇降ダイエット|脂肪を最速で燃やす正しいやり方
④トランポリン
トランポリンエクササイズは室内用の小型トランポリンを使って行います。
リズミカルに動き続けることで心拍数が上がりやすく、体幹を鍛える効果も期待できるエクササイズです。
関連記事:トランポリンのダイエット効果と痩せるやり方|痩せない原因も解説
⑤HIIT
HIIT(ヒート、ヒット)は、息が上がるほど激しい高運動強度のメニューと短い休憩を入れて行うトレーニング。30秒~45秒ほど全力で動き、その後10秒~20秒の休憩を挟むという一連の動作を1セットとし、目標2セット行います。
運動後の消費カロリーが多いトレーニングとされ、短時間でも脂肪燃焼に役立つので、体力のある方に特におすすめです。
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有酸素運動の効果的な頻度も要チェック!
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心拍数の測定に便利なアイテムは?

心拍数を把握することが大切ですが、毎回手首に手を当てて測るのは大変。また位置や時間帯によってバラつきがでてしまう場合もあります。
そこで、心拍数の測定に便利なおすすめのスマートウォッチをご紹介。消費カロリーも同時に分かる優れものも。普段使いもできるので、1つもっておくと便利ですね。
アプリと連帯で記録もできる「Versa2(Fitbit)」は、スタイリッシュでコンパクトな付け心地で、運動中も気軽に取り入れられるデザイン。心拍数や消費カロリー、睡眠状態など幅広く測定できます。
まとめ
本記事では、心拍数と脂肪燃焼効果の密接な繋がりと、心拍数の測定の仕方をご紹介しました。
心拍数は日々のコンディションや年齢、運動レベルなどにより異なるため、ご自身の心拍数を毎日意識しながら運動を行うことが大切です。特に、脂肪燃焼効果が高まりやすいファットバーンゾーンを知ることで、効率的にダイエットやトレーニングに励むことができますよ。
ぜひ日々の運動に心拍数のチェックを取り入れてみてくださいね。
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