ダイエットが台無しになる!代謝が悪いってどういうこと?

疲れやすさや冷え性、なかなか減らない体重…。あなたが抱えている悩み、もしかしたらそれは代謝が悪いせいかもしれません。
本記事では代謝が悪くなる原因や代謝が悪い人の特徴と、今日から簡単に始められる代謝アップの方法について詳しく解説していきます。
目次
そもそも代謝とは

代謝とは、食べ物などから得た栄養素を体が活動するエネルギーに変える働きのことです。代謝が悪いと食べ物をエネルギーに変える力が低下してしまうので、疲れやすさや冷えの原因になります。
私たちは今この瞬間もエネルギーを消費しています。運動しているときや食事をしているときはもちろん、睡眠中も体内は活動し続けているのです。
「代謝が悪い」とは、基礎代謝が低い状態を指す
「代謝が悪い」とは基礎代謝が低下している状態をiい、低下すればするほど体に様々な悪影響を及ぼします。
人間の体は基礎代謝・活動代謝・食事誘発生熱産生の3種類の代謝を行っています。中でも基礎代謝は最も多くのエネルギーを使う代謝であり、臓器を正常に機能させたり体温を調節したりする働きがあります。
基礎代謝が低下すると、栄養素をエネルギーに変換する力が弱まる→エネルギー消費がうまくできなくなる→カロリーを消費しづらくなり太りやすくなる、という悪循環が生まれます。
さらに、内臓や血管の機能も低下するので、便秘や血行不良、またそこから起こる冷えや低血圧などといった症状も起こるようになります。
代謝が悪くなる4つの原因

代謝が悪くなる主な原因は次の4つです。
- 加齢
- 運動不足
- 筋肉量の少なさ
- バランスの悪い食生活
代謝の向上にはまず自分の代謝が悪い原因を知ることが大切です。原因を1つずつ見ていきましょう。
原因その1. 加齢
基礎代謝量は年齢と共に減少します。
基礎代謝量は一般的に男性の方が高く、女性の方が低いです。基礎代謝のピークは男性が15~17歳、女性のピークが12~14歳頃だと言われています。
原因その2. 運動不足
慢性的な運動不足は代謝に必要な筋肉量が維持できなくなり、基礎代謝の低下をまねきます。つまり、太りやすく痩せにくい体になってしまうのです。
そのため、普段から適度な運動を取り入れることが基礎代謝を向上させる近道となります。
原因その3. 筋肉量が少ない
筋肉量が低下するほど基礎代謝も低下していきます。筋肉量が多く発達しやすい男性よりも、女性の方が基礎代謝が低い傾向にあるのはそのためです。
原因その4. バランスの悪い食生活
無理なダイエットをしている人の中には、何も食べない、炭水化物を抜く、などといった栄養が偏った食生活を送っている人も多いです。しかし、若いときはそのダイエット法で成功した、という人も注意が必要です。
なぜなら、基礎代謝の向上や脂肪の分解には食事から得られる栄養素が必要不可欠だからです。
ダイエットだけに限らず、無理な食事制限は低体温や疲れなどの体の不調にも繋がります。無理な食事制限はしないように注意しましょう。
代謝の悪さが引き起こす不調

代謝が悪い状態が続くと、次のような体の不調が起こりやすくなります。
- 冷え性
- 低血圧
- 顔色の悪さ
- 疲れが溜まる
- 生理不順
- むくみ
- 肌荒れ
冷え性
冷え性は血行不良が原因で起こります。
基礎代謝が悪い人は血行不良になりやすく、冷えを感じる原因となるのです。
また、エネルギーが作られる際には熱が生じますが、基礎代謝が低い人はこの熱が生じにくく、冷えを感じやすくなる原因となります。
低血圧
低血圧とは、全身に血液を送り出す力が弱っている状態を指します。
血圧が下がりすぎると脳や各臓器に血液が十分に行き渡らず、めまいやふらつき、頭痛、肩こり、不眠など様々な症状があらわれます。
顔色が悪い
顔色が悪くなるのは主に睡眠不足や疲労が原因です。
睡眠不足が代謝を悪くするので体が冷えやすくなり、顔色も優れなくなるのです。
私たちの体は体温が1度下がると代謝が悪くなるだけではなく、免疫力も低下してしまいます。免疫力が低下すると風邪も引きやすくなるので注意が必要です。
疲れやすい
疲れやすさの原因は体内にたまった毒素を排出できていないことにある場合があります。
寝不足や不規則な生活から代謝が悪くなり、体内にたまった老廃物をうまく排出できなくなるのです。
生理不順
生理不順は主にストレスや疲労からなるホルモンバランスの乱れが原因で起こります。
実はストレスと代謝には深い関係があり、ストレスは自律神経を乱すため、大きなストレスを受けると代謝が悪くなってしまいます。
さらに、代謝が悪いことで内臓の機能が低下するため体が冷え、生理不順だけではなく生理痛の重さにも影響します。
むくみ・肌荒れ
基礎代謝が低下するとむくみや肌荒れも引き起こします。
代謝が悪い人は血流が悪いため水分や老廃物が末端に溜まりやすく、それがむくみとなります。また、同じように老廃物が溜まることで肌が荒れる原因となるのです。
便秘気味
便秘は基礎代謝を下げる一因となります。
腸は肝臓と密接な関係があります。腸機能が低下すると肝臓に負担がかかり、代謝機能を担う肝臓に負担がかかると代謝が落ちてしまうのです。
代謝に関する疑問を解決!Q&A

ここまで代謝について詳しく説明してきましたが、ここからは代謝についてのよくある質問について解説していきます。
代謝が悪いと太る・痩せない?
代謝が悪いと太りやすく痩せにくい体になります。代謝が悪いとは一日に消費できるエネルギーが少ないということ。一日の基礎代謝量を上回るカロリーを摂取すれば、それは消費されることなく脂肪となって蓄積していきます。
これは、例え同じメニューの食事を摂ったとしても、代謝が良い人と代謝が悪い人では体型に変化が出てしまうということ。太りにくく痩せやすい体を作るには代謝アップが欠かせません。
代謝が悪いと汗をかかない?
一般的に、代謝が良い人はよく汗をかき、代謝が悪い人はあまり汗をかかないというイメージがありますよね。
しかし、太っている人は体温調節のために汗をかきますし、冷え性の人はむくみやすいので余計な水分を排出するために汗をかきます。汗をよくかくからといって、代謝が良いとは限らないのです。
代謝を上げる2つの方法

下がってしまった代謝は運動や食事など、日々の生活を改善することで徐々に回復することが可能です。代謝を上げて内側から綺麗な体を目指しましょう。
運動で筋肉量を増やして代謝を上げる
代謝を上げる方法として、最も効果的なのが運動をすることです。基礎代謝は筋肉量と直結するので、筋肉を鍛えることで代謝を上げることができます。
しかし、普段あまり運動をしない方にとっては、いきなりハードな筋トレやランニングなどの運動は抵抗がありますよね。そのような場合は、ジョギングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動から始めると良いでしょう。
ヨガやストレッチには筋肉を発達させるだけではなく、体の柔軟性を高める他、自律神経に働きかける効果もあるので、様々な面から代謝の向上にアプローチすることができます。
また、ヨガやストレッチは代謝の向上だけでなく、美肌効果やボディラインの改善などたくさんの美容効果も期待できるため、ぜひ生活に取り入れるようにしましょう。
代謝を促す食材を取り入れた食事を摂る
代謝の向上には健康的な食生活を意識することも大切です。タンパク質は筋肉の元になりますし、ショウガや根菜類は体を温める効果があります。スープにすると一度に多くの食材を摂取できるためおすすめです。
反対に、スイーツに多く含まれている白砂糖や生クリームは体を冷やす作用があるので、できれば色のついている砂糖を選ぶと良いでしょう。特に、夏場に冷たい飲み物をガブ飲みするのは体をひやす原因になるので注意しましょう。
このように食事も意識することで、効果的に体温や代謝を上げることができるのです。
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