1日5分で老け顔を撃退する顔の筋トレ方法

顔のたるみや老け顔は、顔の筋肉を鍛えることで解消できます。
顔の筋肉「表情筋」を鍛える筋トレをすれば、高級な美顔器を使わなくてもたるみやほうれい線を簡単にケアできるのです。
今回は、毎日のスキンケアのついでやテレビを見ながらでもできる、老け顔に効果的な顔の筋トレをご紹介します。
今回紹介している筋トレは、1つ1分もかからずできますし、5つ行っても5分で完了するお手軽なものです。
朝晩のスキンケアのついでにぜひ行ってみてください。
老け顔になる3つの原因

老け顔になる原因は、主に以下の3つが挙げられます。
- 顔の筋力が衰えて頬がたるむ
- 血行不良や顔のむくみ
- 皮下脂肪の蓄積
顔の筋力が衰えて頬がたるむ
顔がたるむ原因の一つとして、顔の筋力が低下していることが挙げられます。顔の筋肉の多くは、咀嚼や表情形成をするためにあります。
普段から柔らかい食べ物ばかり食べていたり、人とのコミュニケーションを取らないでいたりすると、顔の筋力が衰えてしまいます。
血行不良や顔のむくみ
血行不良や顔のむくみによって、老け顔になることも考えられます。アルコール類や塩分濃度の高い食事ばかり摂っていると、顔のむくみを引き起こします。
健康な肌の状態であれば、体内の水分は動脈の血管やリンパ管に吸収されます。
しかし、アルコールや塩分を摂りすぎてしまうと、水分を上手に排出できなくなるため、身体の水分量が増えてむくみを発生させてしまうのです。
皮下脂肪の蓄積
顔の筋肉を動かす機会が減ってしまうと、脂肪燃焼効果を得られなくなり、どんどん皮下脂肪が蓄積されていきます。
炭水化物や糖質を摂りすぎると、体内に余った糖質は水分を含んで脂肪に変わります。
余分な皮下脂肪の蓄積を抑えるためには、食生活にも気を遣う必要があるのです。
表情筋を鍛えると老け顔を改善できる!

「老け顔を改善したい」「昔のような肌ツヤやハリを取り戻したい」と思っている方は、表情筋を鍛えましょう。
表情筋とは、目や口、鼻などを動かす筋肉です。顔には30種類以上の筋肉があり、相互に作用することで人間の複雑な表情を作り出します。
肌の老化には個人差があり、日頃のスキンケアによって肌の見え方が変わります。
一般的には、スキンケア化粧品や美顔器などでケアをする方が多いですが、実は表情筋を鍛えるだけで若返り効果を得られるのです。
表情筋を鍛える3つのメリット

表情筋を鍛えると、3つのメリットが得られます。
- 表情が豊かになる
- 美肌になる
- 顔がリフトアップされる
表情が豊かになる
衰えていた顔の筋肉を鍛えることで、表情が豊かになり、相手に好印象を与えることができます。
人とのコミュニケーションをとる機会が減ったり、血行不良や顔のむくみが起きたりすると、表情筋のバランスが崩れてシワやたるみが発生します。
また、血行不良などが起こると顔色も悪くなるので、相手からは「元気がない人」「やる気がない人」と、勘違いされてしまう場合もあります。
一般的に身体の筋肉は骨や腱と繋がっていますが、表情筋は骨と皮膚に繋がっているため、他の筋肉よりも細かい動きができます。
肌のターンオーバーの周期が整って美肌になる
運動によって血行が促進されると、肌の新陳代謝(ターンオーバー)の周期が整います。
肌トラブルや血色の悪さなどが気になっていた方は、表情筋を動かして血行を促進させましょう。
リフトアップ効果を得られる
表情筋が鍛えられると、自然と口角が上がるのでリフトアップ効果を得られます。
表情筋が衰えていると、頬がたるんで卑屈な表情に見えてしまいます。頬や口周りの筋肉を鍛えることで、引き締まった小顔を魅せられるのです。
朝晩のスキンケアのついでにできる小顔筋トレ5選

モテ顔を目指す方に向けて、おすすめの小顔筋トレをご紹介します。
朝晩のスキンケアの仕上げに行うと習慣化しやすいですし、化粧水の浸透力もアップしますよ。
今回ご紹介するのは、むくみ・たるみ・フェイスラインの引き締め・ほうれい線・ほおの脂肪、5つのトラブルごとに効果的な筋トレです。
むくみ対策に効く顔の筋トレ
- 姿勢を正す
- 真上を向いて「んーぱ」と大きな音を立てながらキスをする
- 動作を繰り返す。10回×3セット
【トレーニングのコツや注意点】
- 大げさに音を立てながら行う
- 口の周りの筋肉が刺激されているのを意識する
空に向かってキスをする筋トレは、口の周りにある「口輪筋(こうりんきん)」が刺激されます。頬から下のフェイスラインの血流や、リンパの流れがスムーズになる効果があります。
たるみ対策に効く顔の筋トレ
- 顔のパーツを中心に寄せるようにギュッと縮めていく(8秒キープ)
- ゆっくりと元の状態に広げていく(8秒キープ)
- 手順1と手順2を繰り返す。10回×3セット
【トレーニングのコツや注意点】
- 動作を大げさに行う
- 顔の筋肉が刺激されているのを意識する
顔のパーツを中心に寄せる筋トレは、顔全体の筋肉が刺激されます。顔のたるみを改善したい方におすすめです。
フェイスラインを引き締める顔の筋トレ
- 「れ」と言いながら舌を大きく出す
- 「ろ」と言いながら、口の中で舌を丸める
- 手順1と手順2を繰り返す。10回×3セット
【トレーニングのコツや注意点】
- 舌を根元から先端までしっかり動かす
- 動作は大きくゆっくり行う
舌を動かす筋トレは、シャープなフェイスラインを作ることができます。小顔効果はもちろん、二重アゴの改善にも効果的です。
ほうれい線対策に効く顔の筋トレ
- 頬の肉を上の歯と下の歯の間に入れて強く吸う(鳥のクチバシを意識する)
- 唇を上下に「ぴよぴよ」と動かす。1〜2を10秒×3セット
- 口の中に空気を溜める。3を10秒×3セット
【トレーニングのコツや注意点】
頬の肉を吸い込むように力強く行う
「ぴよぴよ」と口先を動かす筋トレは、口周りの筋肉を一気に鍛えることができます。
普段は動かすことのない筋肉に刺激を与えられるので、リフトアップ目的の方にもおすすめです。
ほおをスッキリさせる顔の筋トレ
こめかみの下にある「くぼみ」を強めに押し込む。10秒×3
【トレーニングのコツや注意点】
- 痛いけど気持ち良いと感じる強さで押す
- 指の腹で押し当てる
こめかみの下にある「くぼみ」は、アゴの動きにあわせてカクカクする場所です。顔のパーツが動かしづらいと感じる方におすすめです。
小顔筋トレの効果を効率的に出すためのコツ

小顔筋トレの効果を最大限に発揮するためには、睡眠や食事の質も重要です。
小顔筋トレを習慣化することが大切
筋トレは継続することで効果を得られます。今回ご紹介した筋トレは、どれも数分で実践できるので、スキマ時間を見つけて行いましょう。
美肌を目指す方の多くは、高級な化粧品やエステサロンなどに通うことを考えていますが、経済的な負担もかかるため、継続性には期待できませんよね。
小顔筋トレなら、いつでもどこでも自宅で気軽にできるので、経済的な負担もありません。
こまめな水分補給を心がける
正しく水分補給をすることで、肌に良い影響を与えます。
水分をたっぷりと含んだイキイキとした細胞とサラサラとした血液は、美肌を作る条件でもあるのです。
水分補給は1日1〜2リットル程度がおすすめです。一気に水を飲むのではなく、1日かけてこまめに飲むことが大切です。
水をガブ飲みすると消化不良を起こしてしまうので、コップ1杯を目安にしましょう。
しっかりと睡眠をとる
美肌を目指すためのインターケアのひとつとして「睡眠」があげられます。
睡眠中には、アンチエイジングに欠かせない「成長ホルモン」と「メラトニン」が分泌されます。
成長ホルモンは、新陳代謝を促し、日中に浴びた紫外線や外気等のダメージを修復してくれる働きがあります。
睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、成長ホルモンの分泌を促す役割があります。
夜間から睡眠中に最も分泌されるため、美肌を保つためには十分な睡眠時間を確保する必要があります。
バランスの良い食生活を心がける
肌の状態は食生活の影響をダイレクトに受けると言っても過言ではありません。
ハリのある健康的な肌を手に入れたいなら、健康的な食生活を意識しましょう。美肌を手に入れるために積極的に摂りたい栄養素は、以下の通りです。
- 良質なたんぱく質:肉や魚、卵など
- ビタミン・ミネラル:野菜やきのこ類、海藻類など
- 植物性たんぱく質:ナッツ類など
- 乳酸菌:納豆やヨーグルトなどの発酵食品
- カテキン:緑茶など
砂糖やアルコール類、揚げ物、スナック類などは内臓に負担がかかり、肌トラブルが起こりやすくなるので、過剰摂取は避けましょう。