正しい歩き方&姿勢とは?美しい歩きに導く姿勢改善トレーニングも

まちがった歩き方を続けると、足が太くなったり骨盤が歪んだりなど、あらゆる不調を招きます。
特にヒールを履く機会の多い女性は要注意。普通に歩いているよりも不安定で悪い姿勢になりやすく、ポッコリお腹やむくみに悩まされることが多いです。
この記事では、正しい歩き方を身につけられる筋力アップトレーニングをご紹介します。
太りやすい・疲れやすいNGな歩き方をしていませんか?
まずはNGな歩き方をしていないかどうか、セルフチェックしてみましょう。
歩くときにふくらはぎに一番力が入っている
外出先から帰宅すると、ふくらはぎが筋肉痛になる方やふくらはぎの筋肉がつきやすい方は、NGな歩き方をしている可能性が高いです。
正しい歩き方をしていると、ふくらはぎよりもお尻の筋肉である大殿筋に力が入るので足が太くならず、ヒップアップ効果を実感できます。
スカートを履いて歩くとフロント位置がずれる
スカートを履いてしばらく歩いていると、フロントがずれた経験はありませんか?
スカートの位置がずれてしまうということは、歩いているときに骨盤が固定されず左右にグラグラと揺らしながら歩いている証拠です。
骨盤が不安定な状態で歩くと骨盤が歪みやすくなり、冷えや生理痛などのトラブルを引き起こしてしまいます。
歩くとひざの痛み・腰痛を感じやすい
歩くとひざや腰に痛みを感じる方は、ヒールを履いている場合が多いです。
ヒールを履くと下半身が不安定になり、自然とガニ股で歩いてしまいます。
ガニ股はひざや腰に負担のかかる歩き方であり、猫背になりやすい歩き方です。座っているときも姿勢が悪くなりやすいので、トレーニングで改善しましょう。
正しい歩き方3つのポイント
正しい歩き方のコツは、股関節から動かすことだとご紹介しました。
とはいっても普段意識する機会が少ない部分なので、いまいちイメージがつかみにくいですよね。
これからご紹介する3つのポイントをおさえると、股関節から足を踏み出せる正しい歩き方と姿勢が身につきます。
①前重心ではなく後ろ重心
歩くときはつま先ではなく、かかとに体重をかける「後ろ重心」を意識しましょう。
前重心の歩き方は、つま先に体重が傾きひざに負担がかかります。次の一歩を踏み出す力が余計にかかるので、歩き疲れや腰痛に発展しやすいです。
後ろ重心に変えると、体の重さをあまり感じず一歩一歩を軽く踏み出せるようになります。
②骨盤を固定して歩く
歩くときは常におへそが前を向いていることをチェックしてください。
骨盤が固定されている状態は、歩いているときにおへそが常に前を向いています。
③お尻ともも裏の筋肉で地面を蹴る
歩く動作は足裏に意識が向きがちですが、後ろ足のお尻ともも裏を意識しましょう。
お尻ともも裏に力が入っていると、ふくらはぎに余計な力が入らず、股関節から足を動かせるようになります。
正しい歩き方・姿勢ができるようになる筋トレ
正しい歩き方で美姿勢を保てるようになるには、体幹や下半身を強化する筋トレが大切です。おうちでもできる、簡単な筋トレメニューをご紹介します。
①バード・ドッグトレーニング
バード・ドッグトレーニングは、猫背改善に効果的な体幹筋を強化する筋トレです。
姿勢がよくなるだけではなく、ウエストの引き締めや便秘解消にも役立ちます。

- よつばいになる
- 息を吸いながら右手と左足を持ち上げ、呼吸しながら10秒キープする
- 手足を入れ替え、左手と右足を持ち上げて10秒キープする
- 左右交互に10回×3セット行う
手足を伸ばすとき、床と平行を保つのがポイントです。
体全体が左右のどちらかに傾くと歪みの原因になるので、おへそを引き上げて背中と床が平行になるよう意識してください。
②舟のポーズ
舟のポーズは腸腰筋を鍛えるヨガポーズです。
腸腰筋を強化することで骨盤が安定し、股関節から動ける歩き方が身につきます。

- 体育座りの姿勢になる
- 上体を斜め後ろに倒し、両肩を下げる
- 両ひざの裏に両手を添え、床と平行になる高さまで片足ずつ持ち上げる
- 両手を前に伸ばして20秒キープする
③つま先立ちトレーニング
つま先立ちトレーニングは、普段ヒールを履く機会が多い女性やヒールを履いて歩くと不格好になってしまうという方に取り組んでほしい筋トレです。
足首周りを鍛えると骨盤の安定につながり、ガニ股にならない歩き方が身につきます。

- かかとをつけたままつま先を45度開く
- かかとをつけたままつま先立ちになる
30秒~1分間かかとの上げ下げを繰り返します。つま先立ちになったとき、かかとが離れてしまわないよう注意してください。
骨盤が歪んでいる方は、上げ下げの動作で左右に揺れやすいです。腰に手をあて、おへそが前を向いていることをチェックしながら取り組んでみましょう。
まちがった歩き方が引き起こす3つの不調
まちがった歩き方を続けると、体にどのような不調が表れるのでしょうか?特に女性にとって気になる3つの不調をご紹介します。
脂肪がつきやすくなり足が太くなる
先ほど、ふくらはぎに力が入る歩き方はNGとご紹介しました。
ふくらはぎに力が入っているということは、ひざから下を中心に動かされている状態。
必要以上にふくらはぎの筋肉を鍛えてしまい、足が太くなります。
正しい歩き方では、股関節から足を動かします。股関節から動かしながら歩くと、血液循環がよくなりむくみ太りを解消できますよ。
猫背からポッコリお腹に
まちがった歩き方をしている方は、猫背で背中が丸まっていることも少なくありません。
猫背になると股関節周りの筋肉が使えなくなり、お腹周りに脂肪がつきやすくなります。
関節の痛みや腰痛が起こりやすくなる
まちがった歩き方をつづけると、ひざや腰に負担がかかります。ひざや腰への負担を避けようとおかしな歩き方がクセになる方も。
ひざや腰の負担を和らげるには、股関節から足を踏み出すことが大切です。
まとめ
正しい歩き方を身につけて、美しい姿勢をキープできるようになるには、筋トレが大切!
歩き方の見直しと合わせて、姿勢維持に役立つ筋トレも実践してみてくださいね。