妊娠中のホットヨガがNGな理由|妊婦さんにはマタニティヨガ

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ホットヨガが気になっているという妊婦さんは多いかもしれませんが、妊婦さんにホットヨガはNGです。脱水症状や貧血、赤ちゃんの発育に影響する可能性があります。

ホットヨガは体調が良ければ産後半年から始められるので、産後の体型を整えるために行なうと良いでしょう。

※産後のホットヨガ開始可能な時期には個人差があります

妊婦さんにホットヨガをおすすめしない理由

妊娠 愛

妊娠中のホットヨガをおすすめしない理由は4つあります。

  1. エネルギー不足になる可能性がある
  2. 脱水症状になりやすい
  3. 転倒によるケガのリスクが高い
  4. 赤ちゃんの発育に影響する可能性がある

①エネルギー不足になる可能性がある

ホットヨガは高温多湿の環境で行い、思っている以上にたくさんのエネルギーを消費します。

エネルギー消費と聞くと、ダイエットに良いイメージがあるかもしれませんね。しかし、妊娠中にたくさんエネルギーを消費する激しい運動はNGです。

妊娠中の体は通常よりもたくさんのエネルギーを必要とします。エネルギーは母体の健康を維持するだけではなく、赤ちゃんの発育にも必要です。

ホットヨガでエネルギーが奪われると、エネルギー不足になって疲れやすくなったり、赤ちゃんの発育にも良くありません。

②脱水症状になりやすい

ホットヨガの環境は汗をかきやすく、こまめな水分補給が必要になります。

妊婦さんは通常よりも汗をかきやすいため、妊娠していない人に比べてホットヨガで脱水症状になりやすいです。妊婦さんの体で水分が不足すると、血液がドロドロになってしまいます。

血液は赤ちゃんに栄養を届ける運搬役ですから、妊娠中の脱水によるドロドロ血液はNG。

妊娠前にホットヨガに通っていた方も、「暑さに慣れているから」と油断しないようにしましょう。

③転倒によるケガのリスクが高い

ホットヨガスタジオの床は、汗で滑りやすいです。

レッスン中に体を動かしていく中で、足が滑って転倒するリスクがあります。外傷リスクが高い運動は、妊娠中には控えるべき運動です。

『産婦人科診療ガイドライン−産科編2020』でも、ホットヨガは「接触や外傷の危険が高い」運動の一つとしています。

参考:公益社団法人 日本産科婦人学会, 『産婦人科診療ガイドライン−産科編2020』「妊娠中の運動(スポーツ)について尋ねられたら?」129p. http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2020.pdf

参考:公益社団法人 日本産科婦人学会. 『産婦人科診療ガイドライン−産科編2020』「妊娠中の運動(スポーツ)について尋ねられたら?」http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2020.pdf 129p. (2020)

④赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性がある

妊娠中に高温多湿の環境で運動することは、赤ちゃんの発育異常のリスクを上げると考えられています。

実際に発育異常を起こした事例はありませんが、やはり妊娠中のホットヨガは避けるのがベターです。

真夏の炎天下あるいは高温多湿のような暑熱環境下で激しいスポーツを行うと,体温が上昇する。体温の著しい上昇は,妊娠初期であれば胎児奇形の原因になるとされている(中略)暑熱環境下でスポーツを行ったために胎児奇形が生じたり,胎児の脳機能の予後が悪かったとの報告はないが,安全性が確認されるまではこのような環境下でのスポーツ実施は避けておいたほうが無難である。

出典:妊婦スポーツの安全管理基準. https://www.rinspo.jp/files/proposal_11-1.pdf 産婦人科部会(2005)

ホットヨガは産後6ヶ月後以降に行おう

ホットヨガ自体はエネルギー消費量が多いため、産後のダイエットに効果的です。妊娠中に増加した体重を減らすのに役立ちます。

産後であればホットヨガを行っても問題ないですが、行うのは体力が回復する産後6ヶ月後以降にしましょう。時期はあくまで目安なので、かかりつけ医に相談してくださいね。

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妊娠中はホットヨガより常温のマタニティヨガを行う

妊娠中は常温で行うマタニティヨガがおすすめです。マタニティヨガは妊婦さんのためのヨガ。妊婦さんと赤ちゃんの体に負担がかからない優しいポーズで構成されています。

マタニティヨガは、安定期からお腹が大きくなる臨月まで行えます。出産に向けた体力づくりと体重管理に役立ちますが、ホットヨガのように体に負担がかかりません。

マタニティヨガはDVDや本、YouTubeを観ながら自宅でもできます。

関連記事:マタニティヨガおすすめDVD&本7選【プレママ必見】

オンラインでインストラクターによるマタニティヨガレッスンを受けることも可能です!

オンラインで受講できるマタニティヨガサービスはこちら >

妊娠中のマタニティヨガの効果とは?

マタニティヨガをはじめ、妊娠中に推奨されている運動を「マタニティエクササイズ」といいます。

マタニティヨガ含めてマタニティエクササイズには、次のような効果が期待できます。

妊婦としての身体的な不自由や出産への不安からくるストレスの解消
出産に必要な体力の維持や持久力の獲得
急激な体重増加によって産道が狭くなったり妊娠中毒症になったりすることの予防
胎児の成長に伴う血行不良・便秘・腰痛・肩こりなど妊娠期特有の不快感の緩和や解消

出典:マタニティーエクササイズ. e-ヘルスネット. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-084.html 厚生労働省. (2020)

※2005年に「妊娠中毒症」から「妊娠高血圧症候群」へと名称が変わりました

マタニティヨガは、妊娠中のストレスや不安解消にとくに効果的です。ヨガ中に行うゆったりとした呼吸が心身をリラックス状態へと導きます。出産に必要な筋力の向上にも効果的です。

関連記事:マタニティヨガと安産の関係とは?意外な効果やおすすめポーズ

マタニティヨガをするときの注意点

マタニティヨガをする妊婦
【マタニティヨガ注意点5つ】
  • お腹が張っているときや不調があるとき、医師から安静指示があるときは控える
  • 滑らないように必ずヨガマットを使う
  • ヨガは空腹時、または食後2時間経ってから行なう
  • うつ伏せやお腹をねじるポーズ、バランスの悪いポーズは避ける

関連記事:【マタニティヨガ禁忌ポーズ】妊娠中やってはいけないヨガポーズとは?

マタニティヨガは産婦人科でも推奨されています。
病院によっては、マタニティヨガのプログラムを用意しているところも。専門家の指導のもとなら安全にマタニティヨガができます。

「近くにマタニティヨガプログラムがある病院やスタジオがない!」という方は、ぜひオンラインヨガのマタニティヨガレッスンも試してみてください!

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まとめ

妊娠期間中は心と身体の変化がめまぐるしい時期です。運動不足解消は大切ですが、無理にホットヨガを行うのは母体と赤ちゃん両方に負担をかけてしまいます。

マタニティヨガなら、医師に相談してOKをもらえば、安定期から妊娠後期まで無理なく続けられますし、心と身体の両方に良い効果を与えて、快適なマタニティライフを送れるようになるでしょう。


文:SOELU Magazine編集部
監修:藤田ゆりこ(IHTAマタニティヨガインストラクター)

SOELUメディア編集部

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プロフィール

藤田 ゆりこ

ヨガ指導歴15年。妊娠・出産を経験し、自らマタニティヨガ、産後ヨガを実践。ヨガでママと子どもを笑顔にする活動中。

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