ナマステには深い意味がある！「ありがとうだけ」じゃないヨガ的な使い方

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インドのあいさつとして知られている「ナマステ」という言葉。

「おはよう」「こんにちは」などのあいさつをするシーンや、感謝の気持ちを表すために「ありがとう」として使われるイメージがありますよね。

実はヨガにおけるナマステは「こんにちは」や「ありがとう」よりもさらに深い意味が込められています。
あいさつとして使われる「ナマステ」に隠された、本当の意味を探ってみましょう。

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ナマステって何語なの？

ナマステはヒンディー語です。4～6世紀頃のインドで使われていた公用語のサンスクリット語では「ナマステー」と発音されていました。
ナマステはインドだけではなく、ネパールのあいさつとしても使われています。

ナマステの意味と使い方｜ありがとうではない？

インドの言葉である「ナマステ」に隠された本当の意味や、ヨガにおける使い方をご紹介します。

インドやネパールで挨拶のあいさつとして使われる「ナマステ」

インドの公用語であるヒンディー語において、ナマステは主に「こんにちは」を意味します。

「こんにちは」だけではなく「おはよう」「こんばんは」「さようなら」などの意味もあり、あらゆる時間帯のあいさつとして使える言葉です。

ヨガで使われる「ナマステ」の意味と使い方

ヨガのレッスンでは始まりと終わりにあいさつとして使われるので、ありがとうなどの感謝を伝える意味だと思われがちです。
しかし、ヨガで使われる「ナマステ」には、さらに深い意味が込められています。

「ナマステ」のスペルは「NAMASTE」であり、NAMAS（ナマス）とTE（テ）の2語が合わさりできた言葉。

2語にはそれぞれ違う意味があります。

・NAMAS（ナマス）：敬う、礼拝する、身を任せる

・TE（テ）：あなた、あなたに存在する内なる光（人間一人ひとりが持っている本来の輝き）

これら2つの意味が合体したのが「ナマステ」という言葉です。

簡単にいうと感謝を伝える言葉ですが、正しくは
「あなたの内側からあふれる輝きを受け、自分のなかに同じような美しさがあると気づかされました」
という深い意味が隠れています。

「ありがとう」の感謝をあらわす言葉では収まらないほど、相手に対する尊敬の念や心の美しさを表現する言葉なのです。

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ナマステはヨガポーズにおける手の位置を表す

「ナマステ」を使うときは口から発するだけではなく、両手をあわせる合掌のポーズを同時におこないます。

ヨガでは「リバース・ナマステ」をはじめとした合掌のポーズをあらわすときに「ナマステ」という言葉が使われる場合も。

ヨガのレッスン中にナマステのポーズをとる機会があるときは、単に両手をあわせるだけではなく、ヨガに対する感謝の気持ちや自分の内面にある心の美しさを感じてみましょう。

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ナマステの思いが込められたヨガのポーズ

ナマステをあらわすヨガのポーズは、レッスンの初めと最後に使われる場合がほとんどです。
ナマステの思いが込められたヨガのポーズをご紹介します。

肩や背中のコリをほぐす「リバース・ナマステ」

リバース・ナマステは背中のうしろで手をあわせ、肩や背中のコリをほぐすポーズです。
肩を内回し（内旋）してポーズをとるので、外回しの動きが多いヨガではめずらしいポーズ。

1. 左手を真横に伸ばし、肩を内巻きにして親指をうしろへ向ける
2. そのまま背中につけて右手も同じようにおこなう
3. 背中で両手をあわせて呼吸を繰り返す

肩甲骨が寄せられ胸が開き、凝りほぐしや猫背を整えます。

手をあわせるだけで心がリラックスする「合掌のポーズ」

1. 両手を胸の前であわせる
2. 両手のひらに均等に力を入れ左右を押し合うように保つ

両手をあわせて自分の体温を感じながら呼吸を繰り返すと、リラックスした状態を実感できるでしょう。

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ヨガポーズ一覧23選｜基本＆初心者向け簡単ヨガポーズ

まとめ

ナマステに込められた本当の意味を知ると、これからはより丁寧に手をあわせるポーズをとれるようになるはずです。
ヨガは自分の内面と向き合い、深く精神統一ができます。

ナマステの意味を改めて知り内面へ意識を向ける機会を増やすと、体だけではなく心も美しくなりますよ。