本場インドのヨガ留学体験記@リシュケシュ|聖地で資格取得した方法
ヨガの起源はインド!ヨギーとしては、本場インドで学べるヨガ留学に興味を持ちますよね。
今回は、ヨガインストラクターの筆者がヨガの資格RYT200を取得するためインド留学した時の体験談です。
リシュケシュのアシュラムでの生活や食事、インドでヨガの資格を取得する方法も後半でまとめています。
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目次
ヨガインストラクターのインド留学体験記
滞在したのは聖地リシケシ
ヨガといえばインド、インドの中でもヨガの聖地はリシケシという街です。
ガンジス川の流れるヒマラヤ山の麓
リシケシは、北インドのウッタラーカンド州にある、デヘラドゥーン県の都市です。ヒンドゥー教の聖地ともいわれ、多くのインド人が観光で訪れます。
ヒマラヤ山の麓にあり、またガンジス川も流れているため、自然に囲まれてゆったり過ごせる街です。
過去に、ビートルズがリシケシのアシュラムで瞑想のため滞在したことで有名な場所なんですよ。
インドといえば暑いイメージがありますが、ヒマラヤ山の麓に存在するため、夏場は暑くても、秋以降は予想以上に寒かったです。
自然に囲まれているため、街のいたるところに動物がいました。牛はもちろん、犬や鳥、猿も多く見かけました。
リシケシは外国人が多い
ヨガの聖地として有名なリシケシは、世界中のヨギーが集まります。
特に欧米人が多く「どこを見てもインド人!」といった他の街とは明らかに雰囲気が異なりました。
あちこちにヨガを感じられる街
リシケシには、多くのアシュラムが存在し、様々なスタイルのヨガが教えられています。ガンジス川のほとりでは、朝早くからヨガや瞑想を行うヨギーたちがいたり、サドゥーがいたり。
ちなみにリシケシの街では、お酒が販売されていません。コンビニにも、おしゃれなカフェにもお酒がありませんでした。
リシケシで印象的だったのは、コンビニです。コンビニにもヨガグッズがたくさん販売されていて、インドでしか買えないブランドのヨガマットやプロップスもあり、行くたびについ長居してしまいました。
資格取得まで一か月間アシュラム生活
アシュラムとは、ヨガを学び、宿泊や食事を伴う施設のことです。ここに一か月滞在していました。
ヨギーの朝は早い!一日のスケジュール
毎朝6時からクラスがスタートします。そのため、毎朝5時起き。朝が苦手な私は不安でいっぱいでしたが、一週間ほどで慣れました。
インドでのヨガ留学生活ある日のスケジュール
6時 プラクティス①
8時 お茶
8時半 プラクティス②
10時 お祈り・昼食・休憩
13時 講義
15時 お茶
15時半 プラクティス③
18時 夕食
19時 サットサンガ
週6日このスケジュールで学び、お休みは1日です。
昼食後に休憩時間があったので、自習やプラクティスをしたり、近所でお散歩や買い物をする余裕もありました。
朝一番のプラクティスでは、体をほぐすヨガから始まり、呼吸法やクリヤ(体の浄化)を行いました。
基本的にプラクティスでは、ずっと体を動かしているわけではなく、アーサナについてのレクチャーも入り、頭で理解する時間も多かったです。
講義の時間は、解剖学や生理学、ヨガ哲学を学びました。
一番勉強になったのは、ヨガ哲学。
日本で元々ヨガ哲学を勉強していましたが、インド思想を踏まえて教えてもらえたため、インドへ行く価値があったと思います。
アーユルヴェーダの食事
食事は、すべてアーユルヴェーダに沿っており、ビーガン。最初に食べた時は「味がない!」と思いましたが、数日で美味しく感じるようになりました。
昼食、夕食の他に、お茶とフルーツをとるお茶の時間が2回もあり、空腹を我慢することは少なかったです。
食事中は、会話をしないルールでした。食べることに集中し、感謝の気持ちをもつことが目的です。
日本では、テレビを観ながら、会話しながら、時にはスマホを触りながらの食事だったため、黙って食べるルールのおかげで、今に集中することができ、心も満たされる時間でした。
インドらしい学びの内容
インドでのヨガ留学では、アーサナの練習やヨガ哲学の学習以外にも、学びはたくさんありました。
カルマヨガ
毎日カルマヨガ(奉仕のヨガ、行為のヨガ)を実践する時間がありました。
生徒全員、何か役割を与えられます。食事の配膳や、お掃除、お祈りの担当や、クラス開始のチャイム係などです。
私は、夜のアシュラムの掃除を担当していました。皆がヨガをし、講義で勉強する場所の掃除です。
日々見返りを求めず、皆の学びの場を綺麗にすることで、自分の心も浄化されました。元々すごく面倒くさがりだったのですが、カルマヨガのおかげで、自分の気持ちに執着していたことに気付き、心の面でも大きく成長できました。
オームをひたすら唱える練習
ヨガのクラスでもレッスンの最初と最後に唱えることの多い、オーム。オームは、一番短いマントラです。
このオームを1時間ひたすら唱える練習。オームの唱え方もここで初めて教わりました。
最初は、あれこれ難しさを感じながら練習していましたが、続けるうちに瞑想しているような感覚になり、オームを唱える心地よさを実感できたのです。
日本にいる時は、息が続かなくて苦手、と感じていましたが、大切なのは、心を込めて自分が心地良く唱えること。
先生がよく、「オームは自分のために唱えなさい」と話していましたが、練習を通してその意味を体感できました。
マントラを覚えるテスト
一か月の学びを終えた後、テストがあります。
テスト内容は様々で、哲学や解剖学の筆記試験、実技は、アーサナ、クラスのティーチング、クリヤ(浄化方法)、そして、マントラがありました。
マントラのテストは、7つマントラを覚えて合格できます。マントラはサンスクリット語のため、それを7つも覚えるのはかなり時間がかかりました。
マントラは唱えることはもちろん、聴くだけでも浄化してくれるといいます。
課外授業でキールタン(皆で音楽に合わせてマントラを唄う)をした時、自然と涙が溢れました。
元々はあまりマントラに興味がなかったのですが、インドでその偉大さを知り、マントラが大好きになりました。
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インドでヨガを学ぶ・資格を取得するには?
インドでヨガを学ぶには、2種類の方法があります。
アシュラムに滞在
アシュラムとは、ヨガを学び、また、食事や宿泊も伴う施設です。
私は1か月滞在していましたが、アシュラムによって、1週間~数か月など、プランは様々です。
アシュラムに滞在するには、事前に申し込みをし、現地へ行き参加することがほとんどです。
ドロップインで参加
ドロップインとは、一回レッスンに参加することをいいます。そのため、興味のあるヨガスタジオがあれば、ドロップインで気軽に参加することができます。ドロップインは、直前の申し込みで参加できます。
インドでヨガの資格を取得できる?
英語が話せなくても、インドでヨガの資格を取得できます。日本語通訳付きのコースや、日本人スタッフのいるアシュラムもあります。
私が学んだインド人の先生は、日本語も話せるため、生徒は日本人や、日本以外の国籍の方、両方いました。
そのため、講義中も、日本語と英語の両方で先生が説明してくれたため、不安なく学ぶことができました。
とはいえ、日本語のコースは限られていて、英語のみで教えているコースの方が断然多いです。英語に自信のある方は、英語で取得するコースに参加してみることも検討してみてはいかがでしょうか。