マントラとは何か?言葉の意味や唱える効果

ヨガや瞑想でよく聞く「マントラ(mantra)」。
マントラとは、インドで古代から使用されている心を落ち着かせるために唱える短い言葉のことです。
マントラを唱えることは心を落ち着かせる効果が期待できるとされています。代表的なマントラ一覧とマントラを唱えて行う瞑想のやり方まで詳しくお伝えしていきます。
目次
マントラとは呪文でもお経でもない!

マントラとはそもそも何なのかから、よく混同されがちな「呪文」「お経」との違いについてを説明していきます。
マントラとは
マントラ(mantra)とはインドで古代から使用されている、心を落ち着かせるために唱える短い言葉のことです。
サンスクリット語で「言葉」「文字」を意味し、日本語では「真言」として伝わっています。
「マントラ」の語源は、man( 思考)にtra(守る)という2語を組み合わせた言葉。
「思考を守る」という言葉の意味通り、マントラを唱えているあいだは思考、内面が保護されると考えられています。
ヨガのレッスンでは最初と最後の短い時間でマントラを唱え、集中力を高めたり、リラックスを促すレッスンがあります。
マントラは呪文ではない?
「マントラは呪文なのか?」といった質問をよく耳にしますが、答えは「いいえ」です。
一般的な呪文の解釈である、魔女や魔術師などが呪いや魔法(特別な力)を使うために唱える言葉ではありません。
なぜマントラと呪文が同じだと思われているかというと、インドでは諸宗教において神々や自然への賛歌を呪文と呼ぶことがあるためです。
複雑ではありますが、呪文という言葉の解釈によってはマントラは呪文である、ということも100%間違ってはいないのです。
ヨガや瞑想で唱えるマントラは、あくまでも気持ちを落ち着かせるためであり、宗派などを問わずに誰でも唱えることができます。
マントラはお経なのか?
「マントラはお経なのか?」といった質問も前述の質問と同じくらいよく耳にします。同じく答えは「いいえ」です。
ただし、全くの別物かというとそういうわけではありません。
マントラはお経の元になっている真言であるので、お経の中には古代インドのマントラの言葉が使用されているものもあります。
「呪文」おなじく複雑ではありますが、マントラはお経であるということも100%間違ってはいないのです。
お経との大きな違いは、お経は宗派によってしきたりや作法、内容が異なります。
ヨガや瞑想で唱えるマントラは、あくまでも気持ちを落ち着かせるためであり、宗派などを問わずに誰でも唱えることができます。
マントラの代表的な言葉一覧|どんな言葉で唱えているのか?

マントラの言葉は、数えきれないほどの種類があると言われています。
そのなかでも代表的なものをいくつかご紹介します。
ヨガや瞑想をされたことがあるかたは聞いたことがあるマントラがあるかもしれませんね。
AUM(オーム、アウム)
効果
深い呼吸を促し、リラックスできる
意味
A=始まり、U=繋がり、M=終わりを意味し、「AUM」で始まりから終わりまでの「全て」を意味します。
SHANTI(シャンティ)
効果
感情を安定させる
意味
「平和、平安、至福、静寂」を意味する言葉。
「シャンティ、シャンティ、シャンティ」と3回唱えるのが一般的で、ヨガのレッスンなどでは上記のAUMと合わせて「AUM Shanti Shanti Shanti(アウム シャンティ シャンティ シャンティ)」と唱えることがあります。
3回唱えることの意味は、1回目は自分自身に、2回目は自分の周りの環境や人へ、3回目は全ての環境へ(世界中の人へ)平和を願うといった意味で3回唱えます。
関連記事:シャンティの意味と3回唱える理由|平和を願い祈りをささげるヨガの言葉
SOHUM(ソーハム)
効果
自身と宇宙との繋がりを感じる
意味
「私は、それ」という意味。ここでいう「それ」とは「全ての源」を指します(大宇宙とのつながりを意味します)吸う息に合わせて「ソー」、吐く息で「アム」
AHUM(アーハム)
効果
自身と宇宙との繋がりを感じる
意味
「私は」という意味。
(真の自分である)という意味の隠語
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マントラ瞑想の効果とやり方

瞑想にマントラを取り入れると、雑念が頭の中に浮かんできた時に、マントラを唱えることに意識を集中することができ、雑念から遠ざけてくれる効果があります。
特に瞑想を始めたばかりの初心者の方にはピッタリの方法です。
マントラ瞑想のやり方

マントラ瞑想を行うときの座り方に決まりはありません。ご自身の心地よい座り方で構いません。
長時間にわたって瞑想を行う場合は、足がしびれないように胡坐(あぐら)の姿勢がおすすめです。
瞑想中にマントラを唱えるときは声に出してもよいですし、心のなかで唱えてもOK。もし雑念が湧いてきたらもう一度マントラに集中しましょう。
ヨガで身体を動かしてからマントラ瞑想を行う
マントラ瞑想は単体で行ってもよいのですが、瞑想しやすい状態に整える方法として先にヨガのアーサナ(ポーズ)で身体を動かす方法もおすすめです。
ヨガのポーズと呼吸法で身体がほぐれることで、意識を身体の内側へと向けやすくなり、瞑想を効果的に深められます。
おすすめのマントラ瞑想You tube動画2選
初めてトライする方など、マントラ瞑想を行う際には、ぜひこちらの動画を参考にしてみてください。
Wellness To Go by Arisa
大人気のYou tubeヨガチャンネル「Wellness To Go by Arisa」の動画。
メキシコ在住のArisaさんによる、初心者にもトライし易い、分かり易いガイドでマントラ瞑想のやり方を説明してくれます。
マントラ瞑想チベット
チベットのシンギングボウルという楽器の音が流れている動画。
リラックス効果の高い音と言われており瞑想にぴったりの音楽です。
4分程と短めの動画なので、瞑想初心者はこのくらいの短い時間から始めてみるのもおすすめです。
まとめ
マントラについて少しでも理解が深まり、気軽にヨガや瞑想、またはご自身の日々のルーティーンにマントラを取り入れて心を落ち着かせる時間を作ると、毎日をもっと心地よく過ごせるようになるはずです。
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