ヨガ後に疲れる、疲労感の原因とは?疲れた時のおすすめポーズも
ヨガ後の疲れ、疲労感は、現在のご自身のレベルに合わないヨガポーズやレッスンを無理に行っていることや、レッスン中の呼吸の浅さなどが原因かもしれません。中にはホットヨガ特有の原因もあります。
ヨガの後に感じる疲労感の原因と対処する方法、疲れにおすすめのポーズをご紹介します。
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目次
ヨガの後に疲れるのはなぜ?4つの原因
ヨガの後に疲れる原因として考えられるのは以下の4つです。
- ホットヨガによる疲れ
- 呼吸が浅い
- 運動不足で体力が衰えている
- 筋肉痛、脱水症状が起こっている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ホットヨガによる疲れ
ホットヨガは高温多湿の環境のもとで行うため、大量の汗をかき体力を消耗しやすく、常温ヨガ以上に身体に負担がかかりやすいです。
レッスン中に水分補給が足りないと脱水症状になりやすく、高温多湿のスタジオと冷房のきいたパウダールームの寒暖差が自律神経を乱す原因になることも。
呼吸が浅い状態になっている
浅い呼吸や呼吸を止めてヨガポーズを行うことも、ヨガ後に疲れる原因の可能性の一つ。
ヨガでは深い呼吸によって全身にエネルギーが巡り、心身ともに安定した状態へと導かれると考えられています。
しかし、ヨガを始めたばかりでポーズに慣れていない、または完璧なポーズを求めて頑張りすぎてしまうと、身体にばかり意識が向き、呼吸が浅くなりやすいです。
運動不足による体力の衰え
現在のご自分の体力と筋力、柔軟性に合わないヨガポーズやレッスンを無理に行うと疲れの原因になってしまいます。
例えば、ヨガを始めたばかりの方や運動不足の方が、柔軟性や筋力を必要とする難易度の高いポーズに挑戦したり、運動量が多いレッスン(アシュタンガヨガやパワーヨガなど)に参加したりといったケースです。
筋肉痛や脱水症状による疲労感
ヨガ後に感じる筋肉痛や、レッスン時の水分補給不足が疲労感の原因になっている可能性もあります。水分補給不足については、ホットヨガに限らず常温ヨガでもとくに夏場に起こりやすいため、注意が必要です。
「ヨガ後の疲れは好転反応なの?」と疑問を感じている方は、「ヨガやホットヨガの好転反応と呼ばれるものは?具体的な症状と対処法」をご覧ください。
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ヨガ後の疲れを予防する6つの方法
ヨガレッスン後の疲れを予防するための方法をご紹介します。
必ずウォーミングアップを行う
自宅で一人でポーズの練習を行う際も必ずウォーミングアップをしてから練習しましょう。ウォーミングアップとして太陽礼拝を取り入れることもできます。
ヨガ中の呼吸法をさらに意識する
ヨガのポーズを行うときはとにかくゆったり呼吸を続けること。呼吸が浅くなっているのは無理にポーズをとっているサインです。サインを見逃さないように注意深く呼吸を観察しましょう。
座った状態で行うヨガの呼吸法で呼吸への意識を深める練習もおすすめです。肺を動かす呼吸筋の強化にもつながります。
ヨガの呼吸法については「ヨガの呼吸法一覧9種類|やり方と効果を初心者向けに解説」をご覧ください。
現在の筋力・体力・柔軟性に合うレッスンを選ぶ
運動歴・ヨガ歴が浅い方は、まず基礎的なヨガポーズで構成されたビギナー向けのレッスンで少しずつ身体を整えましょう。身体が硬い方はリラクゼーション系レッスンで少しずつ身体をほぐすと良いですね。
体力をアップさせたい方は、今の体力を少し上回る程度のレッスンがおすすめです。レッスン後に疲れたとしても、その疲れも爽快に感じられるくらいが良いでしょう。
例えば太陽礼拝Aのようなポーズをつなげてレッスンは体力向上におすすめです。
太陽礼拝については「【太陽礼拝の効果・AとBのポーズ・練習法】完全ガイド|初心者OK!」をご覧ください。
過度なストレッチを避ける
レッスンでヨガポーズを行うときは、痛みを感じるほど頑張らないことも大切です。無理に筋肉をストレッチすると、疲労感だけではなく筋肉痛や怪我につながります。
無理にポーズを完成させるのではなく、深い呼吸ができる姿勢を探りましょう。
筋肉痛がひどい場合は無理せず強度の高いレッスンはお休みし、ゆったり行えるリラクゼーション系のレッスンで心身を休ませましょう。
ホットヨガは事前に対策を
ホットヨガによる疲れを防ぐためには、デメリットを防ぐための対策や無理のない頻度で続けることが大切です。
ホットヨガのデメリットや対策法は「ホットヨガのデメリットと対策法を元インストラクターが解説!」をご覧ください。
シャバーサナを必ず取り入れる
ヨガレッスンではほとんどの場合シャバーサナが取り入れられますが、自宅で一人でポーズの練習を行うときも必ず毎回シャバーサナを行いましょう。
シャバーサナを行うことで筋肉を効果的に緩めることができます。心拍数を落ち着かせるポーズでもあるため、とくに運動量の多いヨガを行ったときは必ずシャバーサナで心身を落ち着かせましょう。
ヨガ疲れを取り除く!簡単ストレッチポーズ
ヨガの疲れに役立つヨガポーズをご紹介します。無理のない範囲でお試しください。疲労がひどいときは無理なくお休みしましょう。
立位の開脚前屈
頭を下に向けることで、脳に血が巡り、頭の疲労へアプローチできます。起き上がった時に視界がクリアになるため、日頃パソコン等で目を酷使している方にもおすすめ。
大殿筋やハムストリングス、腓腹筋(ふくらはぎ)をストレッチするため、脚全体の巡りが良くなり、脚の疲れも和らぎます。
※腰の故障やハムストリングスに痛みがある方、高血圧、血栓症などの方はこのポーズは避けましょう。
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半魚王のポーズ
ツイスト系のポーズも疲労の回復にぴったりです。背骨をツイストすることで、背骨周辺を通っている自律神経の働きを促し、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
※背中や背骨、膝の問題がある方や妊娠中の方はこのポーズは避けましょう。
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コブラのポーズ
コブラのポーズのように胸を開く後屈のポーズでは、胸が開いて呼吸が深まり、心身ともにリフレッシュできます。コブラのポーズより強度が低いスフィンクスのポーズもおすすめです。
※手首や首、背中、腰の問題がある方や妊娠中の方はこのポーズは避けましょう。
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真珠貝のポーズ
座位の前屈は疲れている時でも実践しやすく、リラックスに良いとされています。合蹠前屈のポーズやチャイルドポーズもおすすめです。
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快適なヨガライフを送るためには
ヨガの本来の目的とは、心を穏やかに整えることですが、ヨガ後の疲れで不安やイライラを感じてしまうのは、本来の目的とは外れてしまいます。
ヨガ後の疲れを防ぐために、現在のご自身のレベルにあったレッスン選びやレッスン中の呼吸への意識、身体の使い方などを一度見直してみましょう。
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