風邪をひいたときのヨガとの付き合い方&回復ポーズ3選

風邪をひいているとき、「少しでも回復を早めたい」と思いますよね。風邪の度合いによりますが、ひきはじめ程度の風邪であれば、ヨガが体の回復を助けてくれるでしょう。
とはいえ、風邪をひいているときにヨガをする場合、避けるべきことや注意点もあるので要注意です。風邪をひいているときのヨガの方法や注意点から、回復を助けるおすすめポーズをご紹介します。

監修者:ヨガインストラクター井上晶葉
RYT200、アロマテラピー検定1級取得。鍼灸師としても活動し、オンラインヨガSOELUでは「ツボケアストレッチ」や「ツボヨガ」など東洋医学の知識を活かしたヨガレッスンを担当。
目次
風邪のときにヨガをしてもOK!ただし条件あり

風邪のときにヨガをしても問題はありませんが、風邪による不調がひどく出ているときは、自宅ヨガもスタジオレッスンもお休みしましょう。
風邪のひきはじめや風邪をひきやすい秋冬には、風邪対策としてヨガを取り入れるのがおすすめです。
初期状態の風邪ならヨガをしてもOK
軽い咳や寒気、鼻水といった風邪の軽い症状があるうちは、ヨガをすることで気分転換や回復サポートになるかもしれません。
例えば、ヨガレッスンの基本呼吸である腹式呼吸は、横隔膜を下げて内臓をマッサージし、血流を促して体を内側から温めて回復力をサポートします。
ただし、風邪を引いたらヨガをすれば必ず治る、ということはありません。
「風邪を引いたかな?」と感じたら、ヨガはあくまでも補完的なものとして取り入れ、体調と相談して行なうことが大事です。
風邪による不調がひどいときは安静にする
熱が38度以上ある、咳や鼻水がひどい、頭痛がするといった風邪の症状が激しく現れているときは、スタジオレッスンも自宅ヨガも控えることをおすすめします。
横になって安静にして、少し楽になったらヨガの呼吸法を行なって心身をリラックスさせると良いでしょう。
熱が下がってからも数日は安静に過ごし、自宅でゆったりとした動きのヨガポーズや呼吸法を行い、レッスンを控えます。
スタジオレッスンは避けて自宅でヨガをする
風邪のときは不調の度合いに関わらず、スタジオや教室で行うレッスンはお休みしましょう。
「風邪気味だけどとくに異常はない」と思っていても、スタジオや教室で同じレッスンを受けている人に風邪を移してしまうことがあります。
無理に出かけてレッスンに行くのではなく、自宅でレッスンを受けられるオンラインヨガを利用すると便利です。
風邪のときは運動量が多いタイプのヨガは控える
風邪のときに運動量が多いヨガをすると、ヨガでエネルギーを消費したぶん風邪の回復に必要なエネルギーが不足してしまいます。
風邪のときは強度が高く運動量が多いヨガは控え、ゆったり行えて強度が低いポーズで構成されるヨガを行なうのがおすすめです。
【風邪のときは控えるべき運動量が多いヨガの例】
【風邪のときでもやりやすいヨガの例】
ホットヨガは風邪予防にはOK、風邪をひいているときはNG
ホットヨガは体を温めて冷え予防につながるため、日頃から行うことで風邪予防には効果的です。
しかし、風邪をひいているときにホットヨガをすると、汗を大量にかいて体力を消耗し、体の回復が遅れる可能性があります。
ホットヨガスタジオのレッスンルームはドアを締め切った高温多湿の密室空間なので、風邪で咳やくしゃみをしたときにウイルスが広がりやすくなります。ホットヨガは体が元気なときに行ないましょう。
風邪のとき体内で起こっていること

風邪を引いているとき、体内ではウイルスと体の免疫機能が戦っています。風邪による鼻水やくしゃみ、せき、頭痛といった不調は、体がウイルスに抵抗しているサインなのです。
風邪に対するヨガの効果とは

ヨガは自律神経を整え、ストレスを軽減させて免疫機能を助けるといわれています。
ストレスを多く抱えていると、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、風邪の悪化につながるのです。とくに、普段から仕事や人間関係でストレスが多い人は要注意です。
風邪を引いているときに限らず、普段からヨガを行うことで、ストレスを軽減させ、風邪に対抗する力を高められるかもしれません。
関連記事:自律神経を整えるヨガの呼吸法&簡単ストレッチポーズ5選|初心者OK
風邪のときでもできるおすすめヨガポーズ4選

風邪の引きはじめや、普段の風邪対策におすすめのヨガポーズをご紹介します。
体調が悪い場合は無理せずお休みしましょう。
ダウンドッグ
ダウンドッグ(下を向いた犬のポーズ)では、主に背面の筋肉を伸ばして血流を促進、体を温める効果も期待できます。

- 正座の状態から両手を前につき、指を大きくパーに開く
- お尻をかかとに近づけ、息を吸いながらお尻を天井に持ち上げる
- 両足は骨盤幅に開き、可能であればかかとを床につける(無理はしない)
- 3〜5呼吸キープする
下の動画をクリックするとヨガポーズ実演動画が再生されます。
関連記事:ヨガのダウンドッグ正しいやり方と効果、コツ|できない原因を解説
キャット&カウポーズ

キャットアンドカウは背骨を前後に動かすポーズ。自律神経を整え疲労回復に役立ちます。
こわばりがちな背中や腰回りをゆったり動かすことで気持ちも前向きに。
下の動画をクリックするとヨガポーズ実演動画が再生されます。
関連記事:ヨガのキャットアンドカウの効果とやり方|できない原因と軽減法
猫伸びのポーズ

猫の伸びポーズは、背面をストレッチさせながら脇の下や腕周りも伸ばします。
リンパの流れが促され、体調を崩しているときでもスッキリリフレッシュできるヨガポーズです。
下の動画をクリックするとヨガポーズ実演動画が再生されます。
ラクダのポーズ

ラクダのポーズは、体の前面を伸ばしながら内臓を活性化するポーズ。
内臓へ刺激が入ることで代謝が上がりリラックス効果をもたらします。
ラクダのポーズは慣れていないかたには難易度が高いポーズです。
以下記事で軽減ポーズを解説しているので、あわせてご参考ください。
関連記事:ヨガのラクダのポーズ効果と基本のやり方|できない原因と軽減法
風邪の時のヨガは無理をせず休んでもOK
風邪をひいたときは、ヨガをする前に体を温める食事を摂ってゆっくり休むことを優先に。栄養と休養をしっかり満たしたうえで、心身に余裕があればヨガを取り入れましょう。
普段からヨガをする習慣を続けて、風邪に強い体を育むことが大事です。
【ポーズをお悩み別に調べたいかたへ】
ヨガポーズの効果やお悩み別におすすめのヨガの基本ポーズは下記記事で解説しています。
関連記事:ヨガポーズ一覧23選|基本&初心者向け簡単ヨガポーズ
起きて5分、新しいヨガ習慣
「寒くなってきて冷えが気になる」
「首肩のこりがひどい」
季節の変わり目である今の時期は自律神経が乱れやすい時期。
オンラインヨガで疲れた心身をリセットしましょう!
リラックスヨガや自律神経調整ヨガなど、疲れが溜まった心身をほぐすヨガレッスンをご用意しています。
おうちで本格ヨガレッスンを体験してみませんか?
\ 12/31まで!お試し14日間100円 /