【ヨガは痩せない?】真のダイエット効果と痩せるヨガのやり方とは

ヨガをダイエットに取り入れるのは、体力がない・運動習慣がない方でも始めやすく、簡単なポーズでも続けることで筋肉の強化やストレッチ、運動不足解消によるダイエット効果が期待できます。
しかし、ヨガをダイエットに取り入れても短期間で体重が落ちるわけではありません。ジョギングなどのように多くのカロリーを消費する運動ではないからです。
それでもヨガがダイエットに良いといわれるのは、筋トレやハードな有酸素運動に比べて簡単なのに筋肉を鍛えられることや、呼吸やストレッチによってリラックスできることに理由があります。
この記事でわかること
- 痩せるヨガと痩せないヨガとは
- ヨガのダイエット効果
- ヨガとホットヨガなら痩せやすいのはどちらか
- 痩せるために取り入れたいおすすめのヨガのやり方
目次
ヨガダイエットで痩せる人と痩せない人
ダイエットで大切なのは、摂取カロリーを抑えて消費カロリーを増やすことです。
ヨガは摂取カロリーを抑える・消費カロリーを増やすことのどちらともかなえるダイエット方法。
しかしヨガをやっても痩せないケースもあります。
「痩せるヨガ」と「痩せないヨガ」の違いは、ポーズが上手にできるかどうかではありません。
実はヨガによる心のリラックスがダイエットと大きく関係しています。
そもそもヨガ=ダイエット法ではない!
本来ヨガは体を引き締めるための運動ではありません。
ヨガは心を整えて日々を穏やかに過ごすための方法であり、インドでは瞑想をベースにした修行法のひとつとして生まれました。
ヨガをおこなううえで大切な「深い呼吸」と「アーサナ」と呼ばれるさまざまなポーズを繰り返す理由は、ストレスや雑念を払い心を落ち着かせるため。
心へのアプローチがヨガの主な目的であり、身体の引き締めは継続によって期待できるおまけ要素です。
痩せるヨガと痩せないヨガの違いは呼吸?
ヨガのポーズは継続によって筋肉を鍛えられ、ボディラインを整える効果も期待できます。しかしダイエットを成功させる近道は、ポーズよりも呼吸を意識することです。
深い呼吸を意識してヨガのポーズをおこなうと、心身がリラックス状態になります。
心が落ち着くと、ダイエット中のストレスや不安感による暴飲暴食が抑えられ、自然と食事量を減らせるでしょう。
ヨガのリラックス効果は、深くゆっくり繰り返す腹式呼吸で得られます。
ポーズを完璧にこなそうとすると、余分な力が入って無意識のうちに呼吸が浅くなり、リラックス効果が半減。
ストレスを抱えたまま食事制限をすると「食べたいけど食べちゃダメだ!」とさらにストレスが増え、食欲をコントロールするのが難しくなってしまいます。
ヨガで痩せるにはレッスン後の食事も重要
ヨガ直後に食事する場合、高カロリーなものや塩分の多いものなどを食べると、せっかく体を動かしても逆に太りやすくなってしまいます。
関連記事:ヨガ後の食事に要注意!おすすめメニューと避けるべき食べ物
ヨガで痩せると考えられるのはなぜ?ダイエット効果2つ
ヨガのダイエット効果は主に、基礎代謝の向上と腸内環境へのアプローチにあります。
基礎代謝量=消費カロリーが増えて痩せやすくなる
基礎代謝とは呼吸や体温調節など、生きるうえで必要な最低限のエネルギー消費のこと。
基礎代謝が多い人は座ったまま・寝たままでも消費カロリーが多く、痩せやすいと考えられます。
基礎代謝量を増やすためには筋肉をつけたり、冷えを防いだりという方法がおすすめです。
ヨガのポーズと深い呼吸は巡りを促し、身体を温めるのに役立ちます。
身体が温まることで冷え症が予防され基礎代謝量が増えやすくなり、何もしていない状態でも消費カロリーが増えることが期待できるのです。
デトックス、腸内環境を整えるのに役立つ
デトックスと聞くと汗をかいて老廃物をだすイメージがありますが、実は体内にある老廃物の7割は排便で解消されます。
体のなかにいらないものが溜まっていると、腸内環境が悪化し脂肪を溜め込みやすくなるので、ダイエット成功にはデトックスが必要不可欠!
ヨガのお腹をねじる動きがあるポーズは、腸を刺激し便秘を防ぐといわれ、「デトックスヨガ」というプログラムにはよくお腹をねじるポーズが含まれています。
自宅ヨガとホットヨガ、ダイエット効果が高いのは?
常温でおこなう自宅ヨガと、37〜38度の高温環境でおこなうホットヨガでは、期待できるダイエット効果が異なります。
ホットヨガは常温ヨガよりも汗をかくので、常温ヨガよりもダイエット効果が高いイメージがあるかもしれません。
自宅ヨガもホットヨガも、どちらもダイエットのための運動におすすめです。しかし、お金をかけず続けやすいという点では自宅ヨガをおすすめします。
自宅ヨガのほうが食事制限に役立つ?
食事制限で失敗しやすい人は、ホットヨガよりもまず常温ヨガレッスンや自宅ヨガを試してみてください。
ホットヨガよりも常温ヨガの方がリラックスしやすく、ダイエットのストレスによる暴飲暴食を防げます。
ホットヨガにもリラックス効果が期待できますが、体温調節のために交感神経が優位になってしまい、常温ヨガに比べるとリラックス効果はやや低いと考えられるからです。
ただし、ホットヨガでもゆったりとした動きで行うレッスンであればリラックス効果が期待できるのでレッスン内容次第です。
ホットヨガの効果をさらに詳しく
ホットヨガインストラクターがホットヨガの効果の嘘と本当を解説しています。
>> ホットヨガの効果、嘘と本当。インストラクターが疑問に答えます
ホットヨガの方がエネルギー消費量が多い?
エネルギー消費量の点でいうと、ホットヨガと同じく高温多湿環境で行う「ビクラムヨガ」が優れています。ビクラムヨガはとくに運動量が多いからです。
ただし、常温ヨガでもアシュタンガヨガやパワーヨガなど、運動量が多い流派があります。
ヨガ初心者でこれからヨガダイエットをする方は、まず自宅で行う常温ヨガでヨガが自分に合うエクササイズかどうか確かめてからホットヨガを検討すると良いかもしれません。
痩せるためにヨガでダイエットするメリットとは
ほかのエクササイズと迷う場合は、ヨガダイエットのメリットとデメリットを比較し、自分にあった方法なのかを見極めましょう。
ヨガダイエットのメリット
- リラックス効果によりダイエット中のストレス解消ができる
- 運動が苦手な方も続けやすい
食事制限だけの無理なダイエットは、食べられないことによるストレスがたまり、肌荒れやメンタル不調として表れます。健康的に痩せるためには、心身のリラックスによりストレスとうまく付き合えるヨガが最適でしょう。
ヨガマットさえあればおうちでチャレンジでき、初期投資をかけずにダイエットが始められるメリットもあります。
ヨガダイエットのデメリット
- 一気に体重が落ちるわけではない
- ダイエット効果が表れるまで時間がかかる
ヨガは短期間で劇的に体型を変化させるには難しいです。食事管理や生活習慣の改善も組み合わせ、最低でも3カ月スパンで少しずつ変化を目指すと良いでしょう。
痩せるためのヨガのやり方は?おすすめ流派
痩せるためのエクササイズとしてヨガを取り入れるなら、2つのヨガがおすすめです。
どちらもダイナミックなポーズを連続して行うので、運動量が多く心拍が上がりやすいヨガです。エクササイズ面で考えると、上記のヨガはストレッチというよりも有酸素運動としての要素の方が強いのでダイエットに最適。
同じく運動量が多く痩せるために役立つアシュタンガヨガもおすすめです。しかし、パワーヨガやヴィンヤサヨガはアシュタンガヨガと異なりポーズの自由度が高いので、初心者さんでも実践しやすいでしょう。
自宅ヨガダイエットにはこちらもチェック
これからヨガダイエットをする方向けに便利なツールをまとめました。
- おすすめYouTubeチャンネル
>> YouTubeヨガ動画おすすめ&人気チャンネル7選【朝ヨガにも】 - おすすめヨガアプリ
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まとめ
ヨガはエクササイズとしてだけではなく、呼吸で心を整えてダイエットに挫折しないメンタルを育てることも期待できます。
しかし、ヨガにダイエット効果が期待できるとはいえ継続することが大事です。これからヨガを取り入れてダイエットしたいという方は、継続するための方法としておうちで続けられるヨガレッスンも検討してみてください。
オンラインヨガなら、スマホやパソコンから自宅でインストラクターによるヨガレッスンを体験できます。
