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ヨガとピラティスどっちが痩せる?向き不向きや効果の違い

ヨガ

「ピラティスとヨガ、どっちがダイエットに向いているの?」

このように迷っている方は多いかもしれませんが、まずは両方試してみると良いでしょう。
効果や目的の違いで決めるのももちろん良いのですが、実際にやってみることで、自分に合うやり方がどちらか違いを実感できます

ヨガは静、ピラティスは動のイメージを持つとわかりやすいかもしれません。自分の気質に合わせて違いを楽しむこともおすすめです。

ヨガとピラティスの違いや、どっちが痩せるのかというダイエット効果について徹底解説します。

Kuni先生

監修者:ピラティスインストラクターKuni

basi certified comprehensive instructor取得。オンラインヨガ&フィットネスSOELUで「からだを整えるピラティス」や「背中集中ピラティス」等を担当。的確な声かけとわかりやすい解説で担当レッスンはリピーター多数。

ヨガとピラティスの違いとは?

ヨガとピラティスの効果で大きな違いは、

「ヨガ=呼吸やポーズに耳を傾け適度にリラックスしながら身体面・精神面を整える」
「ピラティス=動き続けることをベースに身体を整える」

ことにあります。

ちなみにピラティス考案者のジョセフピラティス氏によると、ヨガや動物の動きからインスピレーションを受けつくられたものがピラティスと言われています。

ヨガとピラティスの呼吸法の違い

ヨガは基本的には腹式呼吸で副交感神経を優位にさせ、心身をリラックスさせた状態へと導きます。内側の調和に耳を傾け、メンタルの安定感を生み出すことに長けています。

それとは逆にピラティスは交感神経を活発にする胸式呼吸を行い、交感神経を優位にさせます。

胸式呼吸は動き続ける中でからだの調和をはかり、アクティブに全身へ指令が伝わるために必要な呼吸法です。※1

ヨガとピラティスの起源の違い

起源にも明らかな違いがあります。ヨガはもともとエクササイズではなく、心を穏やかに整えるための修行法として生まれました。

ピラティスは、創始者であるジョセフ・ピラティス氏が戦時下に兵士の筋力回復のためにエクササイズ体系を編み出し、その後ダンサーにケガの予防方法などを伝えていく中で「コントロロジー」(現代でいうピラティス)というエクササイズが確立されていきました。

ピラティスはヨガと同じようにマットで行うものもありますが、専用のマシン(リフォーマーやキャデラックなど)を使用して行うマシンピラティスもあります。

マットピラティスで行う動きのルーツは、もともとはマシンピラティスから派生した動きです。

ヨガとピラティスの共通点

ヨガとピラティスには3つの共通点があります。

  • 背骨や骨盤の歪みを整える
  • 姿勢維持に必要なインナーマッスルを強化する
  • 補助器具を使用するレッスンもある

ヨガとピラティスの共通点は、呼吸に合わせて意識しながらからだを動かす点です。

エクササイズを通して背骨や骨盤のゆがみを整え、姿勢維持に必要な筋肉を強化できる点や、インナーマッスルを強化してしなやかにボディラインを整えられる点が共通しています。

レッスンで補助器具を使用することがあるというのも共通点のひとつです。

例えばヨガレッスンではヨガブロックやヨガホイール、ボルスターなどでポーズを快適にとれるよう調整し、ピラティスではバランスボールやダンベル、アンクルウェイトなどを使うメニューもあります。

ヨガ vs ピラティス、ダイエット効果比較

ヨガとピラティスを、エネルギー消費量とエクササイズの効果で比較しました。

ヨガとピラティスの消費カロリーを比較

ヨガとピラティスのダイエット効果について、最も違いがわかりやすい方法は消費カロリーを比較することです。

ヨガとピラティス、どちらがカロリーを消費できるのか?という疑問に対しての答えは、運動強度をチェックすると分かります。運動強度が高いほど消費できるカロリーが多く見込めます。

以下の表でピラティス、ハタヨガ、パワーヨガの運動強度を比較しました。

個別活動メッツ(METS)
ピラティス全般3.0
ハタヨガ2.5
パワーヨガ4.0
参考:改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』※2

メッツ表に掲載されているヨガ、ピラティスのなかで、もっとも運動強度が高いのがパワーヨガで4.0メッツです。

続いてピラティス、ハタヨガの順で運動強度が高くなっていますが、ヨガとピラティスのどちらがダイエットに向いているかはレッスンメニューによって異なります。

例えばマシンを使って行うマシンピラティスや、音楽に合わせて動き続けるポップピラティスは一般的なマットピラティスより運動量が多く、3メッツより強度が高いと考えられます。

消費カロリーについてはヨガもピラティスも行うレッスンによって異なるため、どっちが痩せるか明確な答えは出しにくいのです。

各運動の消費カロリーを知りたい方は以下の計算式に当てはめると、個々の消費カロリーを確認できます。

運動消費カロリーの計算式は、安静時の消費エネルギー量を差し引いた下記の計算式のようになります。
(運動種目ごとのメッツ-1メッツ)×時間×体重(kg)×1.05

「運動別消費カロリー数一覧」より

ヨガとピラティスのエクササイズ効果を比較

ダイエットをして引き締まったボディラインを手に入れるには、脂肪を落とすだけではなく、エクササイズをして筋肉を鍛えることも大切です。

ヨガとピラティス、どっちが筋肉を鍛えやすいのかという点についても、あまり大きな違いはないかもしれません。

どちらも正しい姿勢維持に必要な体幹のインナーマッスルを鍛えられますし、お尻や太ももなど下半身引き締めに効果的なエクササイズもそれぞれたくさんあるからです。

筋肉を強化するという点では、ヨガとマットピラティスよりもマシンピラティスのほうがより効率的かもしれません。

マシンピラティスは、マシンでからだを安定させて動くため、左右同じの正しいフォームで動きやすく、さらにマシンについたバネによって負荷を筋肉のどこにかけているかが実感しやすくなります。

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関連記事:オンラインピラティスおすすめ8選|無料や受け放題の自宅レッスン

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ダイエットするならヨガとピラティスより別の運動を選ぶべき?

消費カロリーが多い運動は脂肪燃焼効果が高く期待できますが、人によっては強度の高い運動がダイエット挫折の原因になる可能性も考慮しておきましょう。

ヨガやピラティスより消費カロリーが多いのは以下の運動です。※2

  • ランニング(8.3メッツ)
  • サイクリング(8.0メッツ)
  • エアロビクス(7.3メッツ)
  • 水泳(8.3メッツ)

普段から運動習慣がある方は、消費カロリーが多くハードな運動にチャレンジすれば結果は出やすいかもしれません。

しかし、普段運動習慣がない方は、強度の高い運動をいきなり行うと挫折する可能性が高いです。

運動習慣がない、運動不足の方がダイエットのために運動をはじめる場合は、効果の高さよりも続けやすさを重視しなければいけません。

ヨガやピラティスは他の運動と比べて消費カロリーが低いです。しかし、運動不足の方でも無理なく続けられる運動なので、継続しやすさという点では強度の高い運動よりも優れているでしょう。

ヨガとピラティス、向き不向きについて

消費カロリーと筋トレ効果を比較してきましたが、ヨガとピラティス(マットピラティス)に大きな違いはありませんでしたね。

どちらかを選びたいのであれば、目的やお悩みに合わせて選ぶと良いかもしれません。ヨガとピラティス、それぞれにより優れた点があるからです。

ピラティスでダイエットするのが向いてる人

ピラティスはとくにお腹まわりを引き締めたいかたにおすすめです。なぜならピラティスでは、動いているあいだ腹筋をコントロールして動き続けるため、自然と腹筋を強化しやすいからです。

ぽっこりお腹やくびれができないことでお悩みのかたは、ピラティスで効率よくお腹まわりを引き締められるでしょう。毎日ピラティスを継続するには、朝や夜のスキマ時間を使うのがおすすめです。

ピラティスの向き不向きについては下記記事で詳しく解説しています。

関連記事:ピラティスが向いている人・向いていない人はどんなひと?鍵は目的!

ヨガでダイエットするのが向いてる人

ヨガの場合は、呼吸や瞑想がもたらすリラックス効果によってストレスホルモン分泌を抑えるといわれているため、ストレスによる暴飲暴食をふせぐ効果が期待でき、ストレス食いが多い方には最適です。

ダイエット中の食事制限でストレスが溜まりやすいという方は、ヨガをメインに行うと和らぐかもしれません。

ヨガのダイエット効果をもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:ヨガで痩せるのはなぜ?痩せない理由、ダイエット効果をプロが解説

ヨガとピラティス両方やるのがおすすめ

ヨガとピラティスは呼吸法やポーズのとり方に細かな違いがあり、両方やってみるとより自分に合うものがわかります。

ヨガとピラティスどちらか一方だけ、と決めなくても良いのです。どちらかが好きな方もいれば、どちらも同じくらいの頻度で楽しまれる方もおり、楽しみ方は人それぞれです。

実際インストラクターにもヨガ、ピラティス両方のレッスンも行っているマルチな方も多くいます。

すべてにおいて言えることですが、ヨガとピラティスどちらにも共通しているのは、継続できなければ効果を実感できないということです。継続するためには心地よく身体を動かせるかどうかが大切です。

ヨガ教室やピラティススタジオを検討している方は、まず自宅で無料動画を使ってヨガ・ピラティスどちらがより自分に合うかチェックするのもおすすめです。

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【参考文献、ページ】

  1. ノルアドレナリン / ノルエピネフリン | e-ヘルスネット(厚生労働省)
  2. 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』|国立健康・栄養研究所

Aya Ogawa

JYIAヨガインストラクター2級取得。ハタヨガやホットヨガレッスンを担当。 英語と日本語でヨガを伝えるバイリンガルヨガ勉強中。

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